アロマテラピーの深い歴史を知ろう
アロマテラピーでは、アロマセラピーの歴史のほかに、精油(エッセンシャルオイル)を採取できる植物(ハーブ)の歴史を知ることも大切です。
1、ハーブの歴史
大昔、人々にとってハーブはどこにでもあるただの「緑の草」だったのですが、これを動物が治癒に使っているのを見て、まねたのが始まりであるといわれています。
その後、古代において、ハーブは薬やフレグランス、そして宗教儀式にも欠かせない要素として、大変貴重なものとされていました。
(イエス・キリストの誕生のくだりで、誕生を祝う品として用意されたものが「金」と「乳香」(フランキンセンス)、「没薬」(ミルラ)だった。)
2、精油の歴史
10世紀に入り、アラビアの医師イーブン・シーナによって、ハーブから水蒸気蒸留法で初めて精油が抽出されました。
3、アロマテラピーの歴史
1928年ごろ、フランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセが仕事中に爆発事故にあい、ヤケドを負いました。
この時、たまたま近くにあったラベンダーの精油を用いたところ、みるみるうちに治癒しました。
彼は「精油療法」という本を著し、「自然の香り(アロマ)」と「治療法(テラピー)を組み合わせて、「アロマテラピー」という言葉をつくりました。これが「アロマテラピー」の歴史の始まりです。
その後、ガットフォセの研究を受け継ぐような形で、同じフランスの軍医ジャン・パルネがアロマテラピーを用いて多くの功績をあげ、『芳香療法』という著書を残しました。
現在、ジャン・パルネの流れをくんで医療に生かすアロマテラピーを実践しているのが、フランス式のアロマテラピーです。
また、オーストリアのマルグリットモーリー女史は、医療ではなく
人々の健康や美容に役立てるために精油をトリートメントに使いました。
これがイギリス式のホリスティックアロマテラピーの起源です。
日本へは、1980年代にロバートティスランドの著した『アロマテラピー〈芳香治療〉の理論と実際』が翻訳され、紹介されたのが始まりです。



